エリア研修会 防災備蓄について

防災

12月17日(土)、加東市社のコワーキングスペース、
~語り里ゆらの~にて
防災備蓄収納1級プランナー、
整理収納アドバイザーの資格を持つ
当会会員でもある
大田亜由美防災士を講師に迎え、
「防災備蓄・収納・お片付け」
をテーマに北播エリア会員がつどい、
勉強会を開催しました。
「防災備蓄収納1級プランナー」
「整理収納アドバイザー」って、ご存じですか。
知らない方が多いのではないでしょうか。
実は
「防災備蓄収納プランナー協会」
という防災備蓄の知識やその収納技術のスキルを全国に普及させるべく、
東日本大震災以降をきっっかけに設立された協会です。
防災用品を備蓄するだけではなく
災害を想定し、
災害時にすぐに活用できる状態すること、
十分な災害の備えを学ぶ。
学んだスキルは事業所、自治団体に
提供しています。
とっつきにくいと言われがちの防災の講座も、「整理収納」と組み合わせることで
「わかりやすい」と評判で、
女性向きの講座などに呼ばれることも。

この防災備蓄収納プランナー協会が提供するスキルを習得した人達は
「防災備蓄収納プランナー」
という資格を持つことができます。
資格には、
「マスタープランナー」、
「1級」、「2級」という階級があります。
2級は家庭で活用できるスキル。
1級は講師ができるスキル。
マスタープランナーは協会より指名される人達であり、
各自治団体や事業所などに講師で派遣されて活動されています。
大田さんは
兵庫県在住のマスタープランナーである三原先生のもとで学び、
「防災備蓄収納1級プランナー」、
「整理収納アドオバイザー」の資格を取得したそうです。
ここからは、いよいよ大田講師の勉強会、はじまりです。
さて
「A」、「B」の部屋があります。
どちらが地震にあったときに被害が少ないか?

A

B

正解は察しのとおり、「A」の写真です。
整理整頓も防災ですよ。
「防災備蓄・収納・お片付け」という
ワードを聞いて、
何が頭に思い浮かびますか。
「ハッ!」
と頭に思い浮かぶのは、
飲料水・非常食をまとめて家の中の
押し入れやクローゼットに入れておくことではないでしょうか。

「面倒くさい」
「お金がかかる」


など防災の備蓄、収納、お片付けという行為は
大変難しいイメージがあるのではないでしょうか。 
でも案外、
安い価格で防災備蓄品は揃えられるものなのです。
決して難しいものではなく、

家族の誰もがわかるように
簡単に取り出し
持参できることが可能であり、

最低これくらい必要なものだという
「防災備蓄の知識」
「災害時にすぐに使える仕組み」
を理解することが大切なだけです。
詳しく解説すると、

命をなくさないための備え・・・
災害から身を守るには、
家の強度を知る
耐震性を強化することが大事。
大けがをしないための備え・・・

家の中にある家具や
冷蔵庫など転倒防止落下防止
しておくことが大切です。
※100円均一に売っている家具転倒防止ストッパー(直角三角形型)を
足元に挟むだけで、手前に倒れてこないです。

「食器棚が転倒すると、食品をストックしている場所にも
ガラスの破片が入り込み、
缶詰などを開封したときに混入する
恐れもあります。」
仙台の地震のときに
缶詰の中にガラスが入っていたと問題になりましたが、
実は被災時に割れたガラスが缶詰を開けた時に混入したと判明しました。
足元のガラス片などを全てが発見できるわけではありません。

被災後の生活への備え・・・
最低3日分、できれば1週間の
水・食料・トイレなど
特にトイレの備えが非常に大事!
〇家族6人の水の場合:
1人3リットルが必要と言われているため、
2リットルのダンボールが11箱必要
〇家族6人の食料の場合:
126食、カセットコンロ・ガスボンベの準備。 
これだけの量をどこに備蓄するのか
さらには

栄養不足の避難所生活・・・
避難のときは野菜のほか乳製品
不足する
肉・魚は缶詰で解決できるが、
野菜や乳製品はどう備蓄し補うのか?
↓↓↓
フリーズドライ
(乾燥野菜)は野菜不足を
解決できる食品です。
乳製品である粉チーズはひじきによく合いますよ。
落ち着く食べ物としては、
飴やお菓子を置いておくといいですよ。
アレもコレもと揃えるとなると量もお金も…

防災備蓄を行うスペースは自宅に
クローゼットや押入れがあると、
家族全員が納得する確率が高いです。
クローゼットや押入れは
意外と要らない物が多く
片づけるとスペースができる

整理とは要らないものを
取り除く

今使っているか、
今使っていないかで判断する。
思い出ボックスを用意
事前に大きさを決めておき、それ以上は入れない。
物を整理する効果として、
物を探す時間がなくなり
時間を上手く活用する事が出来ます。
片づけとは、簡単にできること。
①大切なもの 
②迷うもの 
③頻度は少ないが不要なもの
④よく使うもの 
⑤必要なもの 
⑥手放すもの
⑦ゴミ
整理の手順⇒
全部出す⇒
それぞれ振り分ける。⇒
納める。
年末の大掃除時期に
押入れの中を整理してみるのも良いと思います。
大田亜由美防災士様 
楽しく学べる時間をありがとうございました。