マイ避難カードを使用した実践的避難訓練

防災

「高齢者等避難情報発令!避難所って開いているの?」

昨年、多可郡多可町八千代区下村では、マイ避難カードを作成するにあたり、地区の中を歩き、避難ルートや危険だと考えられる場所を確認。

過去に、土砂災害の痕跡がみられる山の斜面や川の氾濫による被害と考えられる爪痕など広い範囲で災害に見舞われた可能性の高い地区であることを私たち兵庫県防災士会が解説し、改めて命を守る避難行動の大切さを理解していただきました。

今年の初め。

「いざ、災害が起きた時、皆さんにとってどのような避難行動が大切ですか。

今までの避難訓練ではなく、実践的なことをしましょう。」と話し合った結果

行政職員の方々の協力により、「実践形式の避難訓練」と題し

6月18日(日)に行われました。

訓練に参加する人たちは自宅待機。
朝9時に一斉放送した防災行政無線の警戒レベル3「高齢者等避難情報」を聞いて、避難を開始。

防災委員がはじめにする大切な事、避難所の開錠です。

地区役員がはじめにする大切な事、災害時要支援護者の支援や避難誘導です。

参加者が避難するうえで大切なことは何か。

  • 分たちで作った「マイ避難カード」をみながら、事前に安全を確認した避難ルートを歩きながら避難する。
  • 避難する時に必要な物品をリュックなどに入れて背負う。

今回の訓練ではリュックなどに入れて背負うことを頭でイメージしながら「非常用持ち出し品リスト」を片手に避難する。

   訓練に参加した皆さんが次々と避難所に避難する姿を確認しながら、車椅子で避難してきた要支援護者の方を見守り、無事全員が避難できたことを防災委員が最後に確認し避難訓練は終了。

   ここからは訓練に参加した皆さんが作ったマイ避難カードの使い方、災害のない地域でも安心できない内水氾濫の怖さ、非常用持ち出し品トレンディング風カードを使い、自分たちの選んだ品数と同じ重さのリュックを背負うゲームを体験していただきました。

 

ホームページをご覧の皆さんにも知っていてほしいこと。

各市町村では高齢者等避難が発令されたとき、避難所を開設することを解っていない避難所責任者が多々いることを。

 

 

わたしたち兵庫県防災士会では、講座や研修、ときにはイベント参加を通じて、防災に関する学びの場、そして、助け合いの絆を生み出すコミュニティの場を提供していきます。

たくさんの方々からのご依頼を待っています。